人脈づくりのための会話マナー
こんにちは。
西新宿駅直結の貸し会議室・レンタルオフィス「モバフ新宿アイランド」です。
レンタルオフィス(サービスオフィス・シェアオフィス)を利用していると、自然と他の利用者(異業種)との交流が生まれてくることがあります。
中には、レンタルオフィス提供側で定期的に利用者同士の交流の場を設けている場合もあり、また、一部では利用者同士で自発的に交流の場を企画する場合もあります。
(逆に、個人を尊重し、そのようなイベント的な交流を禁止している場合もあります。)
フリーランスや起業家の方では、もっと外部の異業種交流会などに積極的に参加している場合もあるでしょう。
そのような、自社以外の方と初対面で「ビジネス」関係を意識した関係の構築を目的とした場における、人脈づくりのための会話マナーのポイントを今回はお話しさせていただこうかと思います。
■「どんなお仕事をなさっているのですか?」とズバリ聞くよりも「どのような関係のお仕事ですか?」と少しぼかした言い方で聞いてみるのが吉。
⇒初対面の相手に、はっきりと答えたくないと思っている方もいます。そのような場合でも、どのような関係とぼかすだけで「○○関係」を答えるハードルが下がるのです。
■相手の話を聞くことを意識しましょう。
⇒ビジネスの新たな関係作りと意気込むと、つい自分自身の話ばかりになりがちですが、会話の基本は「聞く」ことです。
まず自分のことを軽く話したら、相手の身構えないラフな質問を投げかけてください。
そういった何気ない話から、お互いに興味のあることを引出し会話を弾ませていくことが、相手に良い印象を持ってもらえるチャンスです。
※「しかし」「お言葉ですが」等の言葉は、否定的な印象を与えます。
肯定の言葉でつなげるように意識してください。
■自分だけでなく、相手にとってのメリットも考えてください。
⇒信頼関係とメリットは必ずしもイコール関係ではありませんが、自身が相手から見てメリットのある関係であればあるほど、「その後の行動」につながります。
■会話が成功したら、次へ繋げるための一手を。
⇒理想的なのは、その場で次回の正式な面会アポを取ってしまうことです。(その場で)
名刺交換後、後日電話で…となると、面と向かっていない分断りやすくなるのが心理です。
もしも、その場でアポが取れなければ、今日中に電話すると伝えるのも効果的です。
基本的な内容ではありますが、いざそのような機会になるとなかなか上手く出来る人は少ないのがこの項目たちです。
そして、最終的に一つのポイントに絞るとしたら…やはりそれは「自分をどう印象付けるか」です。
これは、交流だけでなく一般的なビジネスのすべてに当てはまる事かと思います。
名刺交換はしたけど、本人の顔が思い出せない…どんな人だっただろうか…となったこと、みなさん1度はあるのではないでしょうか?
逆の立場なら、相手にそう思われたくはないですよね。
その為の、印象付けです。
「相手の印象に残る会話」をすれば良いのですが、それが難しい。
名刺交換をしたら、職業・所在地などの基本情報から自分との共通点を探し出して話題にしてみるのが良いと言われています。
人間は他人と自分との間の共通性を見つけると、自然と警戒心が薄くなり、親近感を覚える生き物です。
同郷や、同じ出身校というだけでそれまで何とも思っていなかった人と、急に盛り上がったこと…ないですか?
あらかじめ、関係を持ちたいと思っている相手が明確な場合は、事前にその方の趣味や好み等をリサーチしておくのも効果的です。 相手の業種・業界の話題をチェックしておくだけでも、会話のきっかけづくりには困りません。
不特定対数の方と出会う場合、やはり会話の引き出しをどれだけ持っているかがカギとなります。
全ての情報を深く理解しろとまでは言いませんが、自身の身を置く業界だけでなくいろいろな分野に目を向け『広く』知っていることは会話づくりには大切です。
浅くても、それを隠そうとせず、顕著な姿勢で相手に詳しく尋ねるのも良いでしょう。少しずつ『共通』事項を増やしていくことが、良い関係づくりの鉄則です。
さて、ここからは会話マナーのお話ではありませんが、自身の第一印象を良いものにするいくつかのポイントをご紹介させていただきます。
【服装編】
ソックス ⇒白いものはNGです。靴の色に合わせたダークカラーが基本です。
ワイシャツ ⇒袖口の汚れ、擦り切れはNGです。特に時計をつけている方の腕は擦り切れやすいので気を付けてください。
⇒正式な会であれば白/精力的なイメージを求めるならブルー/オシャレな印象なのはピンク/知的で若い印象を与えたければストライプ柄/派手目のストライプは場合によっては印象を損ねますので、要注意。
ネクタイ ⇒ビジネスシーンでの鉄板はストライプかドット
ポケットチーフ ⇒ネクタイの中にある色と合わせてください。
⇒シャツが柄物の時は無地、シャツが無地でノーネクタイの場合は柄物
靴 ⇒きちんと磨き、手入れをした靴
※クリエイティブな仕事についている場合、服装の自由度は高く、スーツであることの方が少ない場合もあります。その場合は、襟・袖口の清潔な物、アイロンがけの徹底等、清潔感さえ忘れなければ問題ありません。
【持ち物編】
名刺入れ ⇒誠実さを印象付けたいのなら、黒・茶系・濃い青/熱意や情熱ならば赤・オレンジ・黄色/爽やかさ・フレッシュ感は淡い青/個性的な印象を求めるならツートンカラーも良いでしょう。
⇒親しみやすさを求めるなら、革製/スタイリッシュ感や効率を求めるなら、金属製
【身だしなみ編】
髪 ⇒髪型は好みもあり、顔の形にもよりますが唯一スーツスタイルの鉄則としては「襟足の長さはシャツの襟に付かない」ことです。スタイルング剤などで、襟が変色することもあります。 そして何よりも、「清潔感」です。年齢とともに皮脂の出方なども変わりますので、何もかも若い時と同じ…ではなく、その時の自分にあったものを選び使うよう心掛けてください。
⇒女性であれば、プリンヘアや痛みがわかる髪はNG。清潔感を意識してください。
爪 ⇒ここ最近雑誌などでも取り上げられていますので、ご存知かもしれませんが…美意識は爪先に出るといわれています。女性だけにかぎったことではなく、男性も同様と評価され、最近では男性用のネイルサロンやお手入れ本、ケア用品も充実しています。
高収入の男性ほど、爪のケアを心がけているという統計もあるので、是非この機会にご検討ください。
ここに書きましたすべてを一気に実現することは、大変難しいと思います。
ですので、少しずつ出来そうなことから気軽に取り組むことをおすすめします。
冒頭でもお話しした通り、利用者同士の交流会を積極的に行っているレンタルオフィスや、女性企業家のためのコミュニティーがあるレンタルオフィスなど、そのレンタルオフィスによって様々です。
レンタルオフィスは単なる「場所」としての利用できるだけでなく、業種を問わない様々な人との出会いに繋がる場合も多く、それは後々ビジネスフィールド拡大のきっかけになるかもしれません。
そのような出会いの機会を、みすみす逃し、棒に振ってしまうのはもったいないです。
少しの気遣いで、良好な関係作りが叶う最適な場所をオフィスとして利用しているメリットを、ぜひ最大限ご利用ください。
次回は、「多様な働き方に対する、各種レンタルオフィスの独自サービスいろいろ」の予定です。